一番詳しい葛飾区議選検証!今後の都政が全て読める?

東京都北区議会議員の吉岡けいたです。

ブログカウントダウン100に挑戦中。71回目。

本日は昨日に行われた葛飾区議会議員選挙の結果検証と、今後、都政の流れについて予想をお伝えします。

北区議会議員の現職区議が、他区選挙の検証を行う理由については最後にご説明します。

 今回の政党・所属別のデータは以下の通り。

2017年結果 合計得票集 158,942票

自民党(16人出馬 12人当選)      合計得票数 48,987票(全体の約30%)

公明党(9人出馬 9人当選)       合計得票数 30,185票(全体の約19%)

共産党(6人出馬 5人当選)       合計得票数 19,501票(全体の約12%)

民進党(2人出馬 2人当選)       合計得票数 7,912票(全体の約5%)

都民ファーストの会(5人出馬 1人当選) 合計得票数 9,502票(全体の約6%)

日本維新の会(1人出馬 1人当選)    合計得票数 7,321票(全体の約5%)

NHKから国民を守る会(1人出馬 1人当選)合計得票数 2,954票(全体の約2%)

 

現職・元職 無所属候補(7人出馬 5人当選)合計得票数18,151票(全体の約11%)

新人・無所属候補(12人出馬 4人当選)   合計得票数14,428票(全体の約9%)

※概算のため誤差あり

党派・組織別に前回平成25年葛飾区議選結果と比較・検証します。

<自民党> 平成25年 候補者14人 当選12人 得票数42,776票 得票率29.23%

得票率はほぼ同じ、当選者数は12名で同じ。しかし、今回16人出馬は票割れした結果となりました。前回と同じ候補者数であれば14人全員当選の可能性がありました。

<公明党> 平成25年 候補者11名 当選11名 得票数 34,129票 得票率23.32%

今回、9名全員当選ですが、前回は11人当選であり、2名減。出馬者減に伴い、得票数、投票率ともに減。

なお、平成21年葛飾区議選では公明党は11名候補者11名当選ですが、得票数は36,553票であり、2期連続で得票数が減っています。

公明党の票数が全体的に減少している傾向は国政選挙だけでなく、区議会議員選挙においても数字から読めます。

<共産党>平成25年 候補者数5名 当選5名 得票数18,466票 得票率12.62%

前回に比べ得票数は微増でしたが、得票率はほぼ変わらず。6人目の当選は10票差で逃しました。結果としては5名当選でしたが、全体的に票が伸びています。北区でも共産党の得票数、投票率は伸びてきてます。

<民進党>(当時は民主党) 平成25年候補者数 候補者数5名 当選者数3名 得票数11584票 得票率7.92%

直前の国政選挙で党が分裂か解散の危機があった事。さらに、前回民主で当選した1名が無所属で出馬した事。また、民進党の地方議員組織の形が不明瞭な状況のまま区議選となり、現職2名だけの候補者となった事が影響しました。

直前の選挙で立憲民主党が票を伸ばしましたが、葛飾区議選においては選挙資金の問題から地方組織ができていないこと、準備が短かったことなどのため、候補者擁立は無し。
<日本維新の会> 平成25年 候補者1名 当選者1名 得票数 5,667票 得票率 3.87%

今回、注目されたのは都民ファーストの会です。結果は5名候補者のうち1名のみの当選。その1名も元民主党元職であり、新人での都民ファースト候補者は全滅となりました。また、都民ファーストから公認を一度受けながら、無所属で出馬した候補者が1名当選という状況です。今年夏の都議選時に葛飾区で都民ファーストが獲得した票数は、51,241票であり、党としての票数が今回約80%減となりました。

今後の都政(東京における政治の流れ)を考えてみます。

都民ファーストは夏の選挙で「自民の古い政治を選ぶか、新しい政治を選ぶかの選択」としてイメージ選挙を行いました。その都民ファーストへの支持が急落したにもかかわらず、自民党が得た票数、投票率は4年前とそう変わりません。

公明党は微減となり、自公政権が必ずしも今後、安定維持とならない事も想定できます。

共産党は、現状維持か、票数を伸ばしている地域が多いのですが、今後伸びるかどうか予想は困難です。野党が分裂し、リベラル票が共産党以外に流れている現状が読めます。今回、もし立憲民主党が候補者を擁立していたら、共産党の票数と当選者数は国政同様に減少していた可能性が大きい。

今回、夏の都議選で都民ファーストに集中した浮動票、第三極への期待票は、無所属候補・新規の政治団体候補者に流れました。

新人・無所属候補が4名誕生しました。4名のうち3名は女性。ここから、他市区選挙においても、新人・女性・ファミリー層向けの政策を訴える候補者擁立が増えてくると予想できます。しかし、新人・無所属で当選する議員は、1期目の実績、活動評価によって次の選挙で信託を受けるかどうか決まります。こうした候補者を擁立する政治団体、新勢力が増えてくることが予想できます。

もう一つの注目は保守支持の受け皿となる候補者の当選。希望の党が政策についてリベラルなのか、保守なのか見えない。都民ファーストも同様。自民党は内閣と地方議員の間において、安全保障政策に対する熱が違う印象を有権者が受けています。

つまり、強いアピールとスローガンで保守層票を集める候補者が一定数、他市区選挙においても支持を集める事は想定できます。

しかし、ここも複数、同様の主義主張の方が競合すると当選に至る事は困難と想定します。

 

最後に、北区議会議員の私が選挙分析を行う理由。理由は、北区政で政策立案を行う上で参考になるためです。選挙とは民意の集結であり、候補者の政策、票数を比較していけば、現在の東京における民意が見えてきます。今回の葛飾区議会議員選挙についても、各候補者の活動状況、訴えている政策、キャリアから、望まれる都政課題を分析していきます。ここから北区政に活用できることを探し、自身の地域活動に取り入れていきます。

 

 

 

 

 

 


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