ゴミ屋敷解決こそ、区政課題の大きなテーマ! ~遺品整理の必要①

東京都北区議会議員の吉岡けいたです。

ブログカウントダウン100に挑戦中。本日で47回目です。

ブログ作成の趣旨として、ただ書けばよい、続ければよいというスタンスは取りません。

基本、東京都区政に直結する地域課題を取り上げ、その課題点を整理し、さらに解決に向けた私案を提示する形で続けています。

本日は新しい区政課題であるゴミ屋敷。しかし、実は空き家問題と並んで地域課題の中でも大きな関心を持つ自治体が急増してます。

「遺品整理士という仕事」(平凡社新書)を購入しました。実は、ある区民の方から「親のゴミ屋敷化が進み困っている。施設に入所しているが、もし亡くなった場合、行政はどこまで助けてくれるのか?議会ではゴミ屋敷問題を解決する条例策定を考えているか?」というご質問がありました。結論だけ言えば、「行政はゴミ屋敷問題に原則介入しません。特に亡くなった場合は、相続人、ご家族が対処する話。この問題を条例や行政事業で解決できる話は現在、ほとんどありません」という回答になります。

ゴミ屋敷の中でも、ゴミが家からあふれ出て、近隣住民に迷惑をかけるまでの状態になれば話は違います。ゴミ屋敷条例は都内でも12市区策定されており、「行政代執行」が実施されることはあります。

しかし、それはごく一部の特殊の例に過ぎません。実際は、家の中、部屋の中がゴミや物、生活用品であふれ、足の踏み場が無いといった状態で困っている世帯が多いのです。外から見ればわかりませんが、家に入ればゴミだらけ。この問題は、福祉課題、生活上・健康上の支障、自立支援が進まない大きな問題点でありますが、行政が介入できないのです。

医療で解決しえない。生活保護は就労と経済支援。高齢者介護は買い物、リハビリ、掃除など家事支援はできてもごみ部屋、遺品整理は対象外。成年後見支援においても、死後の遺品整理は権限外。どうしても行政の福祉支援においては、ここの解決が難しい。

また、この課題はリサイクル、一般廃棄物収集許可の問題と関りがあります。遺品整理、ゴミ処分を悪質な業者、専門知識が無い会社が行うことで、「不法投棄」問題が発生します。

つまり、遺品整理・ごみ部屋課題は「清掃・ハウスクリーニング」「消臭・消毒」「廃棄物処理」「リサイクル・古物買取」「供養」

「リフォーム」「空き家・不動産処分」「遺産相続」の解決に直結します。

<ゴミ屋敷・遺品整理の課題点>について以下の通り整理します。

・原則、行政が全面的に介入できない福祉課題であり、苦情などがあった場合に指導・助言・福祉につなげる対応となる。

・業者と依頼者の間による契約となる。業者は片付けが仕事となるため、行政手続きや医療介護との連携といった仕事までは支援しない。

・ゴミ屋敷に伴った認知症発症、高齢者の医療課題、近隣問題といった福祉課題の解決を進めなければ、一時的にごみが無くなっても根本的な解決にはならない。

・遺品整理、リフォームなどは家族と業者だけの間の問題だけでなく、地域課題。地域とのつながりがあった方が亡くなった場合、地域との関係を大切にした遺品整理、写真や遺品の扱いをどう考えるか。こうした細かい配慮を考える自治体は現時点でほとんど無い。

 

当方の解決策をあげます。

  1. 高齢者見守り、成年後見の次に、「遺品整理・ゴミ屋敷」の福祉パートにも自治体がある程度関わる姿勢を作る事。民間事業の部分と、地域と故人、地域の中のゴミ屋敷問題をとらえ、地域包括支援計画の中に、この問題を包括する。
  2. エンディングノート作成、成年後見業務紹介と同時に、遺品整理業務・ゴミ屋敷片付けについてもセミナー開催を今以上、定期的に行う。 

    空き家問題もそうですが、今まで行政が直接の所管となってこなかった地域課題が増えています。行政の仕事が増えるのに対し、職員は減る。しかし、許認可という規制を作ることで解決することでなく、地域の高齢者支え合い仕組みづくりの中で、行政が中心になり、顔の見える関係づくりを地域業者、士業と進める事で解決できることが多々あります。

    当方は、しっかりと実務と知識を持つ専門職と連携し、議会の中で取り組めることを考えていきます。

 

 


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