町内会チーム改革ファーストペンギン~その① 最初の最初編

北区議会議員の吉岡けいたです。ブログカウントダウンを実践中。今日で13回目。

今回の東京都北区議会・本会議において個人質問テーマの一つが町内会問題でした。

当方の質疑内容をベースに、この問題について掘り下げてみます。
「北区の町内会問題なんて、全国的に関係ないしローカルすぎ。貴方の政策アピール?」と思わずに、読んでみてください。実は、この町内会問題は政治・地域生活に根深く関係し、地域勢力のバランスと連動しています。しかも、議会や行政と違い民間組織であるため、課題点が見えにくいことあります。

 

オンブズマン全国大会でもテーマの一つとなるくらい、実は町内会の会計、事業費の使途の不明金については全国的に問題になっています。つまり、西から東まで、金額や事例に差異はあれ、どこでもあり得る課題です。

東京都北区についていえば、行政から自治会に支給される業務委託費が東京23区の中で他区より高いという事が調査で分かりました。

他区の例(当方調査によります)

  • そもそも町内会に業務委託をしていない区が8区(千代田、港、墨田、品川、大田、中野、足立、葛飾)
  • 豊島区は区政協力活動の協働に関する覚書を各町会と締結。よって各業務により単価が決められる。
  • 新宿区は均等割り額の他、町内会の掲示板の本数と世帯割について業務量に応じて支給。全体で約3千万円程度
  • 文京区は区報の配布部数に一部8円の委託料を支給
  • 渋谷区は町内会掲示板の管理について業務量により各町会に3万円から8万円支給
  • 練馬区はポスター掲示について一基に年間3万円支給
  • 杉並区は1世帯あたり130円支給
  • 江戸川区は1世帯あたり600円であり、その中に広報物配布が含まれる。
    上記はいずれも各区に区議会事務局を通して文書調査をした回答による。では東京都北区はどうか??
    以下の通りの業務委託内容です。
  • 1世帯800円を支給(町会加入か非加入に関係なく、地域の全世帯に対して)→これは23区で目黒区と並んでトップクラスの額
  • 上記の世帯数による支給額の他、北区の場合、北区ニュース配布について1部6円から7円が支給される。
  • 自治会への業務委託料予算額は平成29年度当初で約1億4千万円。新宿区に比べてべらぼうに高い!
  • 上記の業務委託費、北区ニュース配布料の他、自主防災組織の委託費(1世帯30円他)、高齢者見守り業務委託費、リサイクル業務などいくつかの業務委託がされている。

結論を言えば、世帯が増えるほど、町内会の収入が増えます。しかし、この三年間の自治会加入率は減少しています。

上記調査は、文書による調査であり、さらに再調査を進めもっと他区比較がわかるデータをまとめ見やすく提示していく予定。

予算額が他区より多い事、契約内容が北区は町内会に手厚い事が問題という事ではないです。

問題は、行政が委託 業務における費用対効果を検証しない事、会計について審査がされない事、領収書などの提出義務が無い(委託契約を受けた町内会が行政に対して)事が問題と認識してます。

それぞれの自治体でそれぞれの地域課題、地域組織の問題点はあるはず。北区の場合は、上記が問題です。

北区だけではなく、こうした地域の問題点を本来であれば地方議員が厳しくただしていくべき仕事かと。しかし、議員がチェックするのは行政業務と事業に目が向きがちであり、地域組織である町内会に対してはチェックが甘くなりがち。市民・マスコミも行政の公金横領、議員の政務活動費の不正には厳しい目が向けられるようになってきましたが、町内会については情報がない事もあり、チェック機能が働きません。

私は町内会の活動を無くす、減らすという事が目的でなく、むしろ町会・自治会の活動を活性化するような仕組みを考えています。

地方議員でこの問題解決に取り組む人はいるとは思いますが、ブログなどで活動を公開している事が探せませんでした。よって、町内会改革議員のファーストペンギンと名乗ってみて、あとから名乗り出てくださる同士を待たせていただきます。

連載で続けます。

 


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