東京大改革・都民ファーストに未来はあるか

 

東京都北区議会議員の吉岡けいたです。

「1者入札」中止を撤回 小池百合子知事の「東京大改革」大幅見直し

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180512-00000503-san-pol

東京都知事は5月11日、試行してきた入札契約制度改革について、柱となっていた「1者入札」原則中止を取りやめて本格実施すると発表しました。もう一つの柱の予定価格の事後公表も、一定価格未満は事前公表に戻すとしています。都の入札制度は試行前の水準に近い内容で本格実施されることになり、小池氏が掲げる「東京大改革」の目玉は大幅見直しを迫られることとなりました。

この件に限らず、都民ファーストの東京大改革政策については、停滞した印象を受ける報道がいくつかありました。

  • 豊洲移転については「千客万来」着工について、都との協議に進展がみられない
  • 都議のブログ削除問題ゴタゴタ

    先月に行われた練馬区議補選において、2名擁立して議席を得られなかったこと、相互支援関係にあった国政政党「希望の党」が分裂し、実質、国政政党との関係が見えにくくなったことなど、取り巻く状況は東京大改革に逆風です。

東京大改革と都民ファーストに未来はあるのか?

可能性はあると考えます。

その理由は?

第一に、期間と有権者ニーズの受け皿としてのポジションがあります。

地域政党として、できて1年8カ月の政治団体であり、都議選で議会第一党を奪取してから10カ月しか経っていません。政治経験値を今、重ねている段階であり、今すぐに評価をすべきではない期間です。

さらに、多くの都民が古い政治、自公の他、場合によっては立憲(東京の場合、地方議会によっては民主<当時>も与党側に立つことあり)を含む、与党による予定調和と慣習重視の都政に閉塞感を感じていました。

新しい改革、新しい議会制度を求める都民は今も多く、その結果を今後、出すことができれば再び信頼を戻す可能性はあり得ます。

第二に、「東京都受動喫煙防止条約(仮称)」制定により成果を出せるかです。

この条例は諸刃の剣としてのリスクがあります。受動喫煙による健康被害を無くす打撃はありますが、丁寧に制度設計をしないと、逆に訴訟リスクを生み出します。

条例制定でタバコ依存ゼロをすぐに実現でないため、依存症対策も同時に進めるべきです。

そこまで、都が本気で改革できるのか?

条例を作るだけ作って、小規模事業所の経営や依存症対策は知りませんといった態度であれば、大きな反発、受喫条例リターンがあるはず。

依存症対策という社会福祉における都の実績を示せれば、東京大改革の流れは上昇します。本気度が求められます。

第三に、今後の選挙による個性特徴のある人材を輩出できるかです。

まず、来年4月に地方統一選挙として市区町村選挙。3年後には都議選。

都民党内に、「昨年夏の都議選時には風があったが、4年後はないだろう。だから地力が大事であり、そのために地元活動や団体対応を重視すべきだ。」という意見があるようです。

異論を持つ都議もいるようですが、当方はむしろこの考え方が正論に感じます。

去年の都議選の風は、次の都議選はおろか、今現在止まっています。この中で、地元活動、団体との関係をつくり、創意工夫をして選挙で勝ち上がる事が出来る人が多々、でてくれば、基盤が作れます。

「情報公開」「新しい東京の仕組みを創る」「東京型地域包括ケアシステム」とした方向性を、各地域で現職・党員が実践し、地域で実力をつけていくしか東京大改革に明日は無いのではないでしょうか。

一つ都民ファーストに有利なことは、都議の数が多い事です。さらに、それぞれ政務活動費が使える為、その公費で都政活動を有効活用できます。

最後に、個人的に言えば、「受け身にならず、攻めの情報発信」をできる議員が見えにくい印象があります。いないのか、発言させないのか、見えません。

余計な発言をせず、目立たず、地道に地域活動をする戦略は、国政とラインがある与党政党(自民・公明)だからこそ選択できるのでは無いでしょうか?

国会で「加計問題」などをめぐり国会審議を拒否し続けた仕事をしない野党政権との立ち位置の違いをアピールし、今こそ問題提起、情報発信をすべき絶好の時期に感じます。

部外者ですが、都民なので言わせていただければ、もっと、攻めの姿勢が欲しいで所です。

結論として、東京大改革、小池都知事に対しては、今後も注視させていただきます。

確実に言える事は、東京大改革にも、都民ファーストにも未来はあります

その未来が、輝くものなのか、色褪せるかは組織としてどれだけ多様な人材を育て、個性ある候補者擁立を受け入れる事が出来るか決まるのではないでしょうか?

2021年7月に結果は出ます。

 

 

吉岡 慶太(よしおか けいた)

1967年3月17日 北区上十条生まれ

私立帝京幼稚園
北区立王子第三小学校入学(転校)
北区立稲田小学校卒業
北区立神谷中学校卒業
都立北野高校卒
私立帝京大学卒業

大学卒業後、地域活性化に関わりたいという志望を叶えるため、平成2年4月に北区役所入庁。
以降、区役所職員として、広報課、税務課、区民事務所、福祉事務所において合計23年の公務員キャリアを積む。

特に福祉事務所では、生活保護ケースワーカーとして10年在職。多くの貧困課題、社会保障制度の問題点、不正受給の問題を認識する。

公務員として法律に定められた業務に専念し、社会の課題に何もできない立場に限界を感じ、2013年4月、北区役所を退職。社会福祉士として独立。

2015年4月、北区議会議員選挙に立候補、初当選(2775票)

妻と二人暮らし。北区神谷在住。

 

 


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